職場というのは、様々な人間が集まって組織されています。
そのため、その人間性も様々であり、人間関係の問題が常に付きまとっている職場も珍しくはありません。
そして、そんな問題の中にも、ストーカー問題があります。

社内ストーカーとは?

同じ職場内、または会社内の人物からストーカー行為を受けることです。
もちろん、ストーカーを行うのは、異性だけではなく同姓から被害を受けることもあります。
その心境としては、恋愛感情に起因する執着心、妬みや恨みなどが挙げられ、行為が徐々にエスカレートしていくという点では、社外で起こるストーカーと同じです。
社外で起こるストーカーとの違いとしては、相手が顔見知りであることはもちろんですが、職場の環境によっては常に顔を合わせる場合があるということです。


待ち伏せや監視

同じ社内という空間にいるため、大体の行動パターンが読まれてしまい、廊下やドアの前などでさりげなく待ち伏せされます。
声をかけてくる、ぶつかってくる、視界に入ろうとするなど、何とか接触しようとします。 また、常に視線を送られ、いやでも目が合ってしまうことも多々あります。

メールやメッセージ

  • アドレスを教えた覚えがないのに、携帯にメールが送られてくる。
  • 職場用のメールに連絡をしてくる。
  • mixiやFacebook、LINEなどのSNSにメッセージを書き込む。

など、職場だけでなくプライベートの電子スペースにも接触してきます。 たとえブロックしても、新しいアカウントを作って接触してくることが多いです。

地位や立場を利用する

役職についている、上司という関係を利用して接触してきます。
仕事とは関係のないことで話しかけられたり、食事などに誘われ、断りにくいまたは強く言いにくい状況へ持ち込みます。 この時点で、ストーカー以前にパワーハラスメントにも当たりますね。

ストーカーへの対処

ストーカーへの対処は、事案によって千差万別ですので一概には言えませんが、早期の段階であれば「とにかく相手にしない」ことが挙げられます。
会社内ということもあり、角が立たないようにと少しでも優しくしたり、軽い気持ちでプライベートなことを話してしまうと、相手を増長させてしまいます。もちろん、業務上接触せざるを得ないこともあるでしょうが、なるべく一人では行動せず、周りの人へ相談して頼るようにしましょう。
また、上司に相談して相手が手を出しにくい雰囲気を作ることも大切です。
ただし、行為がエスカレートして、完全なストーカー行為に発展する兆しが見てきたら、もはや友人や上司では手に負えないばかりか、巻き込んでしまう危険性がありますので、少しでもエスカレートする兆しが見えてきたらその時点で探偵などストーカーの専門家にご相談することが懸命です。


好意を持っていない相手に粘着されるストーカー行為は、とても苦痛です。
ストーカー行為を受けたなら、我慢せずに早めの対処を心がけてください。
何か直接的な危害を加えられてからでは、遅いのです。
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